1級建築施工管理技術士 資格試験の過去問題と解答
2006年版 学科試験 (午前の部) 過去問
【問題1】換気に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
室内外の温度差による自然換気量は,他の条件が同じであれば,流入口と流出口との高低差が大きいほど多い。
静穏時の呼吸による二酸化炭素濃度をもとにして定めた場合,成人1人当たりの必要換気量は,30m /h 程度である。3
室内の空気中の二酸化炭素濃度は,10,000ppm(1%)以下となるようにする。
在室者の呼吸による必要換気量は,室内の二酸化炭素発生量を,室内の許容二酸化炭素濃度と外気の二酸化炭素濃度の差で除して求める。
【問題2】図は,北緯35 °における建物の東(西)面,南面及び北面の垂直な壁並びに水平な屋根面が受ける終日の直達日射量の年変化を示すグラフである。南面の壁に該当する曲線として,最も適当なものはどれか。
A
B
C
D
【問題3】騒音に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
同じ音圧レベルの騒音源が2つになった場合,音圧レベルは1つの場合より約3 dB 大きくなる。
室内騒音の程度を評価するためにNC 値が用いられるが,NC 値は大きいほど静かに感じる。
騒音の感じ方は,同じ音圧レベルでも,一般に高音の方が低音よりうるさく感じる。
同じ透過損失の値をもつ2枚の壁を一定の距離以上離すと,1枚の時に比べて透過損失は2倍の値となる。
【問題4】鉄筋コンクリート造建築物の地震に対する構造計画に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
柱の変形能力を高めるため,曲げ降伏強度がせん断強度を上回るように計画する。
煙突等の屋上突出部は,剛性が急変するため大きな地震力が作用するので,水平震度を増大させて計画する。
建物に設けるエキスパンションジョイント部のあき寸法は,建物の高さを考慮する。
垂れ壁や腰壁により短柱となった柱は,水平力が集中するので,壁と柱の間を構造的に絶縁するなど考慮する。
【問題5】鉄筋コンクリート構造の配筋に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
異形鉄筋相互のあきは,呼び名の数値の1.5 倍,粗骨材の最少寸法の1.25倍,25mmのうち最も大きな数値以上とする。
梁主筋を外柱にフック付き定着とする場合,鉄筋の折曲げ起点は柱の中心線を越えた位置とする。
柱に用いるスパイラル筋の重ね継手の長さは,50d(dは呼び名の数値,又は鉄筋径)以上,かつ300mm以上とする。
梁主筋を柱にフック付き定着とする場合,定着長さは鉄筋末端のフックを含めた長さとする。
【問題6】鉄骨構造に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
H形鋼梁の材軸に直角方向に配置する中間スチフナは,局部座屈の補強として用いる。
梁の材質をSN400からSN490に変えても,荷重条件が同一ならば,梁のたわみは同一である。
圧縮材は,細長比が小さいものほど座屈しやすい。
構造用鋼管は,曲げモーメントに対して横座屈を生じにくい。
【問題7】一般的な基礎設計に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
直接基礎の場合,水平力が作用するときは,基礎の滑動抵抗の検討を行う。
直接基礎の場合,地盤の調査深度は,基礎スラブの大きさや形状を考慮して決める。
基礎梁の剛性を大きくすることにより,基礎フーチングの沈下を平均化できる。
支持杭を用いた杭基礎の場合,杭周囲の地盤沈下によって杭周面に働く正の摩擦力を考慮する。
【問題8】図に示す荷重を受ける鉄筋コンクリートの長方形梁の曲げ材断面応力度分布として,最も適当なものはどれか。ただし,応力度は許容応力度以下,引張鉄筋又はつりあい鉄筋比以下とし,コンクリートの引張応力は無視するものとする。なお,図中のσCはコンクリートの応力度を,太線の矢印σstと太線の矢印σscは鉄筋の応力度を示す。
【問題9】図に示す梁ACのAB間に等分布荷重w が,C点に集中荷重Pが加わるとき,支点Aの反力が0となるような荷重Pの値として,正しいものはどれか。
0.25 wl
0.5 wl
1.0wl
2.0wl
【問題10】図に示す支持ち梁の先端Aに集中荷重Pが作用するとき,A点のたわみが最も小さい梁の断面として,正しいものはどれか。ただし,梁のヤング係数はすべて等しいものとする。
【問題11】セメントに関する一般的な記述として,最も不適当なものはどれか。
中庸熱ポルトランドセメントは,水和熱の発生を少なくするように造られたセメントである。
高炉セメントB種を用いたコンクリートは,普通ポルトランドセメントを用いたものに比べ,化学的な作用や海面に対する抵抗力は大きい。
セメントの貯蔵期間が長いと,空気中の水分や二酸化炭素を吸収し,セメントペーストの和反応が阻害される。
比表面積(ブレーン値)は,セメント粒子の細かさを示す値で,その値が小さいほどコンクリートの早期強度が大きい。
【問題12】金属材料に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
アルミニウムに陽極酸化皮膜処理をすると,耐火性,耐摩耗性が向上する。
鋼にマンガンやケイ素を添加すると,溶接性が改善される。
アルミニウムの密度及びヤング係数は,鋼の約1/2である。
ステンレス鋼の錆は,ほとんどの場合,鉄粉,塩分その他の異物の付着に起因するもらい錆である。
【問題13】次に示す左官材料と硬化機構の組合せとして,適当なものはどれか。
ポルトランドセメント|せっこうプラスター|ドロマイトプラスター|消石灰
水硬性|水硬性|気硬性|気硬性
水硬性|水硬性|水硬性|気硬性
水硬性|気硬性|気硬性|水硬性
気硬性|水硬性|気硬性|水硬性
【問題14】ガラスに関する記述として,最も不適当なものはどれか。
型板ガラスは,ロールアウト法により,ローラーに彫刻された型模様をガラス面に熱間転写して製造された,片面に型模様のある板ガラスである。
熱線吸収板ガラスは,ガラス原材料に日射吸収特性に優れた金属を加え着色し,主として近赤外領域を吸収する性能をもたせたガラスである。
合わせガラスは,2枚のガラスをスペーサーで一定の間隔に保ち,周囲を封着材で密閉し,内部に乾燥空気を満たしたガラスである。
倍強度ガラスは,フロート板ガラスを軟化点まで加熱後,両表面から空気を吹き付けて冷却し,耐風圧強度を約2倍程度に高めたガラスである。
【問題15】建築用シーリング材に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
モジュラスとは,試験片に一定の伸びを与えたときの引張応力をいう。
2面接着とは,シーリング材が相対する2面で被着体と接着している状態をいう。
1成分形シーリング材は,あらかじめ施工に供する状態に調製されているシーリング材である。
2成分形シーリング材は,施工直前に基剤と顔料を調合し,練り混ぜて使用するシーリング材である。
【問題16】植栽工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
樹木の幹周は幹の周長をいい,幹が2本以上の場合は,各々の周長の総和の70%とする。
斜面の芝張りは,縦目地が通るように張り付ける。
樹木は現場搬入後,仮植えや保護養生してから植え付けるよりも,速やかに植え付ける方がよい。
客土は植物の生育に適した土壌で,小石,ごみ,雑草などを含まないものとする。
【問題17】電気設備に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
大型の動力機器が多数使用される場合の電気方式には,単相3線式200/100 Vが用いられる。
低圧屋内配線における電線の接続は,原則としてアウトレットボックスなどの内部で行う。
低圧屋内配線の使用電圧が300 Vを超える場合は,金属製の電線接続箱などには接地工事を施す。
低圧屋内配線のための金属管の厚さは,コンクリートに埋め込む場合,1.2mm以上とする。
【問題18】給排水設備に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
上水の給水系統は,クロスコネクションをしてはならない。
給排水管は,エレベーターの昇降路内に設けることができる。
ウォーターハンマーの防水のため,流速を減ずるよう配管の管径を太くする。
超高層建築における給水系統は,中間水槽や減圧弁を用いてゾーニングを行う。
【問題19】消火設備に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
連結散水設備は,地下街などで火災が発生すると,煙が充満して消火活動が困難な場所に適している。
水噴霧消火設備は,汚損や腐食性がなく,博物館や図書館の収蔵庫などに適している。
粉末消火設備は,消炎作用が大きく,油などの表面火災に適している。
二酸化炭素消火設備は,電導性や汚損がなく,電気室などに適している。
【問題20】公共工事に関する記述として,公共工事標準請負契約約款上,不適当なものはどれか。
発注者は,請負者が正当な理由なく,工事に着工すべき期日を過ぎても工事に着工しないときは,契約を解除することができる。
発注者は,特別の理由により工期を短縮する必要があるときは,工期の短縮変更を請負者に請求することができる。
発注者又は請負者は,一定の条件のもとで,賃金水準又は物価水準の変動により請負代金額が不適当となったと認めたときは,相手方に対して請負代金額の変更を請求することができる。
請負者は,工事の全部若しくはその主たる部分の工事を一括して第三者に委任し,又は請け負わせることができる。
【問題21】乗入れ構台に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
構台の支柱の位置は,躯体の柱,梁及び壁を避けた。
乗込みスロープの勾配は,1/6とした。
構台の大引の下端は,1階床面と同一レベルとした。
構台の幅は,施工機械,車両の使用状況に応じて決めた。
【問題22】根切り工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
根切り底面下に被圧帯水層があり,盤ぶくれの発生が予測されたので,ディープウェル工法で地下水位を低下させた。
粘性土地盤を法切りオープンカット工法で掘削するので,円弧すべりに対する安定を検討した。
切梁工法の一次根切りにおいては,土留め壁の頭部が倒れるような変形が一般的なので,土留め壁頭部の動きに留意して掘削した。
切梁工法の二次根切りにおいては,周辺地盤の地表面の沈下は,土留め壁際が最大となるので,土留め壁際の沈下に留意して掘削した。
【問題23】ソイルセメント柱列壁工法を用いた土留め壁に関する一般的な記述として,最も不適当なものはどれか。
土留め壁の剛性が小さいため,土圧が大きい軟弱地盤には適さない。
ソイルセメントは,止水の役目と土留め壁の構造材の一部として使用される場合がある。
単軸のロックオーガーによる工法は,硬質な岩や地中障害がある場合の土留め壁の造成に用いられる。
先行削孔併用方式は,N値50以上の地盤における土留め壁の造成に用いられる。
【問題24】鋼管杭に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
バイブロハンマーを用いた振動による杭の打込み工法は,一般に杭径600 mm以下の鋼管杭の打込みに用いられる。
鋼管杭の杭頭処理では,ガス切断,ディスクカッターやプラズマ切断が使用されている。
回転圧力による埋込み工法では,硬質で厚い中間層がある場合は,打抜きの可否等について事前検討が必要である。
鋼管杭の現場溶接継手は,自動溶接のエレクトロスラグ溶接で行う。
【問題25】鉄筋のガス圧接に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
圧接器を鉄筋に取り付けた場合,鉄筋突合せ面のすき間は3mm以下になるようにする。
同一径の鉄筋をガス圧接する場合,鉄筋中心軸の偏心量はその径の15以下とする。
同一径の鉄筋をガス圧接する場合,膨らみの直径は,その径の1.4 倍以上とする。
圧接時に考慮する鉄筋の長さ方向の縮み量は,鉄筋の強度によって異なる。
【問題26】型枠工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
型枠の組立ては,これらの荷重を受ける下部のコンクリートが有害な影響を受けない材齢に達してから開始する。
せき板の最少存置期間は,基礎,梁側,柱及び壁ではそれぞれ異なる。
合板を型枠に用いる場合は,方向性による曲げヤング係数の低下を考慮する。
スラブ型枠の支保工に鋼製仮設梁を用いる場合は,トラス下弦材をパイプサポートで支持してはならない。
【問題27】コンクリートの調合に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
流動化コンクリートのベースコンクリートを発注する場合は,呼び強度,スランプなどの他,スランプの増大量を指定する。
コンクリートの品質を確保するために,単位水量は一般に185 kg/㎥ 以下とする。
砕石を用いるコンクリートでは,砂利を用いる場合に比べ,所要のスランプに対する単位水量が大きくなる。
細骨材率を高くすると,所要のスランプを得るのに必要な単位セメント量及び単位水量を減らすことができる。
【問題28】コンクリートの養生に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
コンクリートが硬化後に所要の性能を発揮するためには,硬化初期の期間中に十分な湿潤養生を行う。
打込み後のコンクリートが,透水性の小さいせき板で保護されている場合は,湿潤養生と考えてもよい。
湿潤養生の期間は,早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートの場合は,普通ポルトランドセメントを用いた場合より短くすることができる。
普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの場合,振動等によってコンクリートの凝結及び硬化が妨げられないように養生しなければならない期間は,コンクリート打込み後3日間である。
【問題29】鉄骨溶接部の溶接割れの防水に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
低水素系の溶接棒を使用する。
溶接部とその周辺の予熱により,溶接部の冷却速度を遅くする。
継手の拘束度を大きくする。
炭素当量の少ない鋼材を使用する。
【問題30】鉄骨造の柱脚に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
引張力を負担するアンカーボルトの埋込み位置ずれの修正は,台直しによって行ってはならない。
柱のベースモルタルは,建入れを調整しやすくするため,全面塗り仕上げ工法とする。
露出形式柱脚におけるアンカーボルトでは,二重ナット及び座金を用い,その先端は,ねじがナットの外に3山以上出るようにする。
露出形式柱脚におけるベースプレートのアンカーボルト孔の径は,アンカーボルトの径に5mmを加えた数値以下とする。
【問題31】クレーンによる揚重に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
ジブを有しないクレーンの定格荷重とは,つり上げ荷重からフックやグラブバケットなどのつり具の重量に相当する荷重を除いた荷重のことである。
傾斜ジブ式タワークレーンは,高揚程で比較的重量の大きい荷のつり上げに用いられる。
クレーンで重量物をつり上げる場合,地切り後に一旦停止して機械の安定や荷崩れの有無を確認する。
トラッククレーンの作業地盤の安全性の検討では,定格総荷重に全装備重量を加えた値を4点のアウトリガーが平均して支持するものとして検討を行う。
【問題32】鉄筋コンクリート造の躯体の耐震改修工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
コンクリート流込み工法による壁の増設では,上部すき間に圧入したグラウト材が空気抜きから出ることで充填されたことを確認した。
柱補強工事の鋼板巻き工法では,鋼板と既存柱のすき間に硬練りモルタルを手作業で充填した。
溶接閉鎖フープ巻き工法によるRC巻き立て補強では,フープ筋をフレア溶接継手とした。
柱の連続繊維補強工法では,下地コンクリート表面の凹凸は平滑に処理した。
【問題33】ALC パネル工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
外壁の出隅及び入隅部のパネル接合部は,伸縮目地を設け,耐火目地材を挟み込んだ。
外壁パネルは横使いとし,パネル積上げ段数5段ごとに受け金物を設けた。
躯体の層間変位が大きいので,外壁パネルは変形に対する追従性能が用い挿入筋構法で取り付けた。
間仕切パネルの長辺方向に,パネルの強度上支障とならない程度の溝掘りを行った。
【問題34】屋上アスファルト防水工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
寒冷地であったので,防水工事用アスファルトは,JIS の規格4種のものを使用した。
保護コンクリートに用いる成形伸縮目地材は,キャップ幅25 mm,本体がキャップ幅の80%以上のものを使用した。
露出防水絶縁工法において,アスファルトプライマー塗りの後,砂付あなあきルーフィングを突き付けて敷き並べた。
露出防水絶縁工法において,入隅は,砂付あなあきルーフィングを用いて,平場へ500 mm以上張り掛けて増張りした。
【問題35】シーリング工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
マスキングテープはプライマーの塗布前に張り付け,充填したシーリング材の可使時間が過ぎてから除去した。
目地の充填は交差部から始め,打継ぎ位置は交差部を避けた。
ノンワーキングジョイントの目地においては,3面接着とした。
ポリサルファイド系シーリング材に変成シリコーン系シーリング材を後打ちした。
【問題36】乾式工法による外壁張り石工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
ダブルファスナー形式の場合の取付け代として,骨材裏面と躯体コンクリート面の間隔を50mmとした。
600mm角の骨材のだぼ穴の位置は,石材の両端から150mmとした。
石材が衝撃を受けた際の飛散や脱落を防止するため,繊維補強タイプの裏打ち処理材を使用した。
石厚が30mmなので,石材のだぼ穴中央は,石材の裏面から15mmの位置とした。
【問題37】金属製折板葺屋根工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
けらば包みを用いない重ね形折板葺のけらば先端には,折板の山間隔の3倍の長さの変形防止材を1.8m間隔で取り付けた。
折板葺屋根の勾配が小さいので,軒先に15°程度の尾垂れを付けた。
梁とタイトフレームの溶接は,表面の防錆処理が施されたままで行った。
タイトフレームの下地への溶接は,タイトフレームの立上がり部分の縁から10 mm残し,底部両側を隅肉溶接とした。
【問題38】軽量鉄骨壁下地に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
スタッドは,上下ランナーに差し込み,半回転させて取り付けた。
振れ止めは,フランジ側を下向きにして,スタッドに引き通した。
ランナー両端部の固定位置は,端部から50mm内側とした。
スペーサーは,各スタッドの端部を押さえ,600mm間隔で留め付けた。
【問題39】ロックウール吹付け工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
材料混和工法を現場配合とする場合,現場でセメントをスラリー化し,ノズル先でロックウールとセメントスラリーを吐出させながら吹き付ける。
はく離剤を塗った型枠で成型されたプレキャストコンクリート面は,シーラー等による下地調整を省いてよい。
吹付けロックウールの密度は,断熱吸音用の場合は0.18g/cm 程度とし,不燃材指定の場3合は0.2 g/cm 以上とする。3
発塵防止のために表面を硬化させる場合は,こて押え終了後,表面にセメントスラリーを均一に吹き付ける。
【問題40】鉄筋コンクリート造に用いるアルミニウム製建具に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
水切り付きサッシは,水切り板及びサッシ下枠部と躯体間を,二度に分けてモルタル詰めを行った。
モルタルが長時間アルミニウム材に付着すると,変色することがあるため,早期に除去,清掃した。
建具枠に組み込む鋼製のアンカーに,亜鉛めっき鋼板を使用した。
建具取付け用の躯体アンカーの打込み位置は,開口の隅より250mm内外を端とし,中間は600mmの間隔とした。
【問題41】コンクリート素地面の塗装工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
2液形ポリウレタンエナメル塗りにおいて,塗料は所定の可使時間内に使い終える量を調合して使用した。
合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて,流動性をあげるため,溶剤で希釈して使用した。
アクリル樹脂エナメル塗りにおいて,下塗り,中塗り,上塗りには,同一材料を使用し,塗付け量も0.08 kg/㎡ずつとした。
常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りにおいて,気温が20 ℃だったので,塗膜の層間付着性に配慮し,工程間隔を16時間とした。
【問題42】弾性ウレタン塗り床に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
コンクリート下地面は,研磨機でぜい弱な層を除去した。
平滑仕上げでは,下地調整後にウレタン樹脂を床に流し,金ごてで平滑に仕上げた。
コンクリート下地面の含水率を定期的に測定し,測定値に変化がなくなり,下地が十分乾燥したことを確認してから施工した。
防滑仕上げでは,トップコートを塗布した後に,スチップル材を均一に散布した。
【問題43】鉄筋コンクリート造建物内部の断熱工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
硬質ウレタンフォーム吹付け工法において,厚く付き過ぎて支障となるところは,カッターナイフで表層を除去した。
硬質ウレタンフォーム吹付け工法において,自己接着性に乏しいため,吹き付ける前にコンクリート面に接着剤を塗布した。
押出法ポリスチレンフォーム張付け工法において,樹脂モルタルなどを用いてすき間ができないようにし,断熱材を全面接着で張り付けた。
押出法ポリスチレンフォーム打込み工法において,断熱材の継手は突付けとし,テープ張りをしてからコンクリートを打ち込んだ。
【問題44】住宅のユニット工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
システムキッチンのシンクの排水性を確認するため,シンクに20リットルの水をためた後,止水栓を解除して水を排水し,その所要時間を調べた。
システムキッチンのウォールキャビネットは,取付け後に棚におもり等を載せ一定期間放置し,取付け部に変形や緩みが生じないことを確認した。
高層の共同住宅において,浴室ユニットの組立ては,ユニット周囲の壁軸組を終了させた後行った。
洗面化粧台ユニットの化粧キャビネットを軽量鉄骨下地組のボード壁に取り付けるので,あらかじめ補強用の胴縁を設けた。
【問題45】アスファルト防水改修工事における既存部分の撤去に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
既存の保護コンクリートの撤去は,ハンドブレーカーを使用し,仕上げや構造体に影響を与えないように行った。
既存のアスファルト防水層の撤去は,けれん棒を使用し,下地に影響を与えないように行った。
既存のアスファルト防水層の.上り部は,劣化は少なかったが平場とともに撤去した。
平場の既存の保護コンクリート等を残す工法において,二重ドレンを設けないので,ルーフドレン回りの保護コンクリートもそのまま残した。
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